若くして合格!技術士受験指導

情報工学部門 Engineering SAMURAI さん

部門: 情報工学部門
専門分野: 情報システム・データ工学
筆記回数: 2回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(Engineering SAMURAI)経営学部の学生だった頃に、技術士資格の存在を知りました。 エンジニアの最高峰たる技術士資格を取ることで、憧れの存在であるLinus TorvaldsやSteve Jobsに少しでも近づけるのではないかと思い、文系人間には無謀な挑戦とは知りながらも技術士を目指すことにしました。

(事務局)資格を多数取得されていたとのことですが、技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(Engineering SAMURAI)情報工学部門ですので、情報処理試験全般です。技術士第2次試験の合格時点で、私は7種類(初級シスアド、第2種、ソフ開、情報セキュアド、テクニカルエンジニア[データベース、ネットワーク、情報セキュリティ])の情報処理技術者資格を保持していました。 また、英語関連の資格(英検1級など)も間接的には有用だったと思います。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(Engineering SAMURAI)技術士制度を理解するために、日本技術士会のWebサイトを調べることからスタートしました。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」です。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(Engineering SAMURAI)基本的には、独学がメインでした。ただし、日本技術士会が主催している「修習技術者研修会」で、技術士合格を目指す同志と巡り会い、お互いに励ましあいました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(Engineering SAMURAI)休日の1〜2時間を費やし、定期的に勉強しました。加えて、残業が少ない日は平日の夜間も勉強しました。自宅だと誘惑が多く落ち着いて勉強ができなかったので、気分転換も兼ねて、近所の喫茶店でコーヒーを飲みながら勉強することにしました。私は独身者ですので、時間の融通はつきやすかったです。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(Engineering SAMURAI)情報工学部門は受験対策本が皆無に等しいため、とにかく「技術士」の名前が付く書籍を片っ端から買い求めました。総数で20冊はくだらないと思います。 SUKIYAKI塾のWebサイトの情報も参考にしました。 日本技術士会が主催している「修習技術者研修会」にも積極的に参加し、技術士や修習技術者の方々と情報交換しました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(Engineering SAMURAI)有償で、新技術開発センターの通信講座やJESの模擬面接講座を受講しました。 また、無償(ご厚意)で、「技術的体験論文」に関して、先輩技術士数名にご指導頂きました。 独学だと、どうしても「独りよがり」や「思い込み」を防ぐことができず、自ずから軌道修正することも極めて困難です。 試験の合否を決めるのは己で無く「第三者」です。よって、添削指導を受講することで、その「第三者」の視点から自分を客観的に見つめ直し、受験対策のPDCAサイクルを回せたことが技術士試験の合格につながったと思います。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(Engineering SAMURAI)「自分が技術士になったら、何をしたいか」ということを、出来る限り具体的にイメージするように努めました。自分なりの技術士像というものが結実してきたら、合格が近づいてきていると言うことだと思います。イメトレは、面接試験の対策にもなりますし、勉強にだれてきた時のモチベーション維持にも有効だと思います。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(Engineering SAMURAI)「己ができうる限りの勉強はやりきった」という自負があったので、直前の時期は、特に追い込みをかけるようなことはせずに、ゆったりと過ごしました。ただし、健康管理だけは万全を期して、試験当日にベストの体調となるように心がけました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(Engineering SAMURAI)試験会場に早めについて、会場の雰囲気に慣れておくことと、自分の勉強ノートの最後の見直し、そして、一番重要なことは、試験中にトイレに行きたくなると困るので、飲み物を飲み過ぎないこと。後は、脳に糖分を補給するため、飴やチョコレートなど菓子類を持参することです。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(Engineering SAMURAI)今だからこそ正直に白状できるのですが、筆記試験に合格した2回目の時は、午前の論文試験の手応えが芳しくなく、「絶対に落ちた・・・」と完全に諦めモードでした。よって、それまで真面目に勉強してきた反動もあり、面接試験の準備もロクにせずに、論文試験の合格発表の日まで遊び呆けて過ごしてしまいました。。。。 論文試験の合格発表のときは、合格していたのが嬉しかった反面、その後の面接試験(旧試験制度においては「技術的体験論文」を含む)のことを考えると、頭が真っ白になり、パニックを起こしました。。。 これを読まれた皆さんは、私を反面教師にして、筆記試験受験後は、面接試験の準備を早めにスタートしましょう。

(事務局)晴れて合格されたわけですが、技術士になって何か変わったことはありましたか?

(Engineering SAMURAI)合格時に在籍していた企業では、資格報奨金として30万円を頂きました。 また、日本技術士会の正会員になることができ、各方面の超一流のプロフェッショナルとの人脈を築くことができました。 そして、技術士資格の甲斐もあり、ITベンチャー企業のCTO(Chief Technology Officer; 最高技術責任者)に就任することもできました。 ある意味、「技術士」資格の取得を契機として、己の人生が劇的に変わったと言えます。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(Engineering SAMURAI)「技術士」という漢字は、読んで字の如く、「技術の士(サムライ)」と書きます。 敢えて英訳すると、"Engineering SAMURAI" です。 明治維新の廃刀令で、刀を取り上げられ、日本の侍は絶滅しました。 しかし、技術士こそ、技術力を刀として、21世紀のサムライであるべきです。 一生涯、己の「技術士道」を邁進すると共に、真の"Engineering SAMURAI" となりたいです。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(Engineering SAMURAI)エンジニアの最高峰たる技術士は「非凡」な存在です。しかし、私は頭脳明晰でもないし聖人君子でもない、ただの「凡人」です。そんな「凡人」が「非凡」となる方法は、「凡を重ねて非凡と為す」です。 情報工学部門は全技術士の3%ほどしか居ない少数派です。情報工学部門の技術士が更に活躍するためには、もっともっと同志の数が必要です。情報工学部門の技術士になって、私と共に、日本中いや世界中に「平成維新」を起こしませんか?


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