若くして合格!技術士受験指導

電気電子部門 AN さん

部門: 電気電子部門
専門分野: 建築電気設備に係わる設備および施工計画
筆記回数: 3回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(AN)電気(強電)における資格は、すべて取得し、より電気に関する全てのことを包含した技術士試験はどういうものなのか、また、自分の現在の実力を知るためにも、技術士試験を受験しようと考えました。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を参考に教えてください。

(AN)強電関係に従事していたので、電気工事士、電気主任技術者、電気工事施工管理技士、エネルギー管理士は全て所持していました。これらは、十分役立てることができました。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(AN)試験レベルが、どの程度なのか、過去に出題された問題を調べました。易しいものから、難易度の高いものまであり、レベルを決め付けることはできませんでした。次に実施したのが、学会誌(電気学会、電気設備学会、照明学会等)数年分を調べて、自分なりに600字または、1200字にまとめてみました。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(AN)基本的に1人で学習を進めましたが、論文添削は先輩技術士(同一部門)に依頼しました。はじめての添削では、真っ赤になってしまいましたが。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(AN)土・日を利用して、図書館で勉強していました。図書館にパソコンを持ち込み、論文を作成しました。最終論文は、きちんと自分の手で書いて訓練しました。通勤電車の中では、作成した論文を読み返して、修正していました。家族は、非常に協力的でした。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(AN)電気主任技術者試験用テキスト電気工事施工管理技士用テキスト電気設備に関する書籍を活用しました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(AN)先輩技術士に論文添削をしていただきました。普段書いている技術報告書が、全くもって不適切だと、自信喪失しそうでした。繰り返し論文を作成してくると、だんだん書くポイントがわかってきて、構成も当初作成したものよりは改善できたと思います。でも、まだまだ勉強しないと駄目ですね。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(AN)モチベーションを切らさないためにも、受験者とコミュニケーションを図り、また技術セミナーに積極的に参加したりしていました。確実に実行できるスケジュールを立て、それをこなしていくだけでした。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(AN)専門部門の技術を徹底的に学習しました。定量化されている部分については、極力暗記するように心がけました。筆記試験では、より具体性のある論文作成が求められますので、数値化することは重要だと思います。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(AN)特別に実施したことはありません。ただ、暑い中での試験なので、タオルや着替えはぜったい忘れないに心がけました(笑)。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(AN)「終ったなぁ、もう絶対受けたくない!」と思いました。この気持ちが2年間続くわけですが、3回目の試験終了後では、合格ラインには到達しただろうという気持ちのほうが大きかったように思います。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(AN)勝間和代さんの言葉を借りて言いますが「ドラマティックに変わった」と思います。積極的に、技術士という資格を生かして、日々の活動を行っています。人脈の形成はもちろんですが、それによる自己の資質向上が図られていると思います。異部門との連携ができるのが、他の技術学会とは違う点ですね。自分の不得意、知らない分野について知ることができるので、楽しいですね。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(AN)技術士の責務にも公益確保とありますが、社会に貢献できる技術士になりたいですね。また、グローバルな問題にも対応できるエンジニアにもなりたいですね。持続可能な社会を形成するためには、技術士の役割は非常に大切だと感じています。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(AN)技術士になっただけでは、メリットもデメリットもありません。技術士という資格を生かすためには、自らが積極的に動くことが必要です。そのためには、確固とした理念をもつことが大切です。ただ単に積極的に活動するのではなく、目標をもって実行したほうが良いと思います。技術士という称号を得て、自分の潜在能力を広げるとともに、活動する世界もひろげていきましょう。そのほうが、人生楽しいですよ。


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