若くして合格!技術士受験指導

機械部門 ひろくん さん

部門: 機械部門
専門分野: 機械設計
筆記回数: 3回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(ひろくん)転職後、国内外の顧客と接する機会が多く経験。そのとき、自分の技術力不足を痛感し、今後周辺の取り巻く国際社会が発展していく中で機械技術者としてどうすべきか・・・を真剣に考え始めました。 そんな中、機械技術者として国内最高の国家資格として"技術士(機械部門)資格"というものがあることを知り、現在の実力を客観的に把握するために挑戦してみようと思いました。
私が考える優れた技術者像は、プロ意識が高く、技術を担当する専門職として、優れた知識や判断力と行動力及び倫理観が兼ねそろった技術者は技術士だと考えていました。
私は技術士を取得することで、理想に近い技術者になるすなわち、「自分らしく生きること」への第一歩となると思い受験しました。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(ひろくん)一次試験向けには、機械設計技術者試験(2、3級)が関連性があり、取得する(受験する)ことで機械部門の知識習得ができ、一次試験及び平成25年からの二次試験必須問題への解答が楽になると考えます。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(ひろくん)一次試験は、過去5年の問題を3回以上繰り返し、弱点や強化する部分を参考書籍で補いながら基礎知識の習得に努めました。  二次試験は、過去5年の問題のキーワードを一覧表にして、分析することで受験年度の問題傾向や技術士試験の問うところといった全体像を把握しました。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(ひろくん)セミナーに参加して、受験仲間と何回かやり取り(論文交換)しました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(ひろくん)出勤前早朝1時間、帰宅後2時間程度、休日は5時間、できるだけ早朝、夜にかけて時間をとり、家族との時間をとれるように努力しました。その甲斐もあり、家族は協力的でした。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(ひろくん)「Net-P.E.Jpの受験対策」に参加しました。書籍は、Net-P.E.Jpの関連書籍を使用。口頭試験時は、鳥居直也氏の「技術士受験を応援する第二次試験合格法_口頭試験編2012年度版」を使用しました。
・潟宴uノーツ 六自由度技術士事務所(機械設計の用語解説や企業向けセミナー情報)
  http://www.labnotes.jp/index.html
・Net-P.E.Jp (ネッペ) (機械部門の技術士仲間のサイト)
  http://www.geocities.jp/netpejp2/
・機械技術者のためのチャレンジ技術士(論文の書き方が詳細に記載)
  http://www.kikaipe.com/
・技術士受験を応援するページ SUKIYAKI塾(出願・体験論文から筆記の書き方)
  http://www.pejp.net/pe/

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(ひろくん)「若くして合格!技術士受験指導」の論文添削、「Net-P.E.Jp」の論文添削と模擬試験、口頭模擬試験を受けました。すべて、丁寧に細かいところまでご指導いただきました。また、A判定が出るまで論文のブラッシュアップしていただき効果的でした。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(ひろくん)受験仲間との連絡、セミナーへの参加により、同じ目標に向かっている受験生同士でモチベーション維持しました。また、永久技術者となるためには絶対に必要な資格であることを自分に言い聞かせ勉強に励みました。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(ひろくん)過去2回は、まったくの余裕がなく前日でも論文を書いていました。合格した年は、問題文が求めていることに「応える」ことを意識し、作成した論文と骨子の再確認、キーワード再確認程度でした。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(ひろくん)昼食を食べ過ぎない(おにぎり2個、ウイダーインゼリー(アミノ酸)2個)にして、午前試験で疲れた脳と体を回復するように努めました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(ひろくん)初年度は、「とりあえず終わった」と、開放感で満ち溢れました。しかし、まったく手ごたえなく放心状態でした。「来年もか」と考えながらも少しの期待を持って、合格発表まで体験論文の作成を少しずつ進めていました。2,3回目は手ごたえがあり、開放感はなく「体験論文」作成を行いました。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(ひろくん)合格直後なので、あまり実感はありません。しかし、口頭試験準備から12月中旬の口頭試験受験後、様々な課題や問題点について確実に広い視野で考え、意見できるように変わったと考えます。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(ひろくん)多くの技術士や技術者の方と交流を積極的に図り、技術士として技術研鑽と資質の向上に努めたいと考えます。また、後輩技術者への技術指導だけでなく技術者倫理についても指導に努め科学技術の向上と国民生活の発展に努めたい。 将来的には、わが国発の流体計測制御機器を世界中に広め、科学技術の向上を図るためにAPECエンジニアとして海外の技術者とも交流を図りたい。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(ひろくん)技術士試験は、日々の仕事だけでなく生活における「考え方」を教えられる試験です。技術士になってから、更に責任が大きくなり、自己研鑽することを受験勉強していたときより自覚していかなければなりません。そのためには、知識勉強だけでなく
1. 日々、なりたい技術者像を想像し、なれると考える。
2. 日々、業務だけでなく生活でも自分なりの考えを簡潔に明瞭に伝える努力をする。
3. 日々、支えてくれている人に感謝し、技術で恩返しできるよう努力をする。
が必要です。
 技術士受験を決意された方は、一流の技術者です。特級技術者である技術士には、一流技術者にない「考え方」が必須だと考えます。
 皆様が、技術士となってお会いできることを楽しみにしております。


若くして合格!技術士受験指導