化学部門 かめ さん

（事務局）まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

（かめ）仕事で知り合った尊敬すべき方々が技術士であったことです。

（事務局）技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を参考に教えてください。

（かめ）化学関係を中心に多くの資格を持っています。全てが技術士試験に関連しています。

（事務局）技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか？

（かめ）情報収集です。

（事務局）受験勉強は一人で実施しましたか？それとも仲間をみつけて協力し合いましたか？

（かめ）一人です。

（事務局）勉強時間・場所はどのように確保しましたか？同僚・家族は協力的でしたか？

（かめ）ちょうど転職するタイミングだったので残っていた有給休暇を使って図書館に４日間籠りました。

（事務局）書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

（かめ）過去問集とインターネットです。

（事務局）筆記回答や論文の添削指導（有料無料問わず）を受けましたか？また、その効果はどのようなものでしたか？

（かめ）受けませんでした。

（事務局）技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか？

（かめ）ありません。

（事務局）筆記試験の直前はどのように過ごしましたか？

（かめ）頭の中で構築していた論文を紙に書き出し推敲しました。

（事務局）筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

（かめ）ありません。

（事務局）筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか？また、どのように過ごしましたか？

（かめ）試験終了後忘れないうちに直ちに問題を書き留めました。無機化学でありながら半分近くがセメントの問題でした。前例が無いほどの偏りで腹が立ちました。セメントの知識は全くなくて落ちたと思いましたが諦めずにできなかった問題を中心に調べ直しました。口答試験の一ヶ月前に学会で偶然知り合った方が技術士であることが判り（おまけに会社の先輩の同級生でした）口答試験のアドバイスを頂きました。

（事務局）技術士になって何か変わったことはありましたか？

（かめ）詳しくは言えませんが技術士会や地方の技術士団体などには問題が無いわけではなく付き合いの中で反って失望することも少なからずありました。しかしそう言うことを含めて技術士なのだと今は思っています。

（事務局）今後、技術士としてどのようになりたいですか？

（かめ）私が受験する際に手を差し伸べて下さった技術士の方が３人いました。私も同様に後進の道標になりたいです。また技術士はもっとその地位向上を行わなければならないと思います。そのために何かしたいと思っていますが全く準備すらできていません。

（事務局）これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

（かめ）偉ぶるつもりはありませんが私はいわゆる受験対策に使った時間は他の人に比べると短い方です。しかし技術士のことは何年間も頭においてありアンテナを張り続け折りに触れて意識していました。その姿勢があったことで日常業務やその他の資格取得など様々なことが技術士および技術士試験に結びついていったのだと思います。技術士とは何であるのか、如何にあるべきかを考え続けることが技術士へ続く道そのものです。 技術士を志している方は技術士になることの目的を今一度そして何回も自分の中で明確にして下さい。目的がはっきりしていれば日常の業務など多くのことが技術士に収斂していきます。何を成すべきかが良く解りますし、他人からもアドバイスを貰い易くなります。逆に目的が明確にできないなら無理に取得しなくても良いのです。業務独占などの特権がある資格ではありません。それだけに結果よりも過程が大事であると言えます。