若くして合格!技術士受験指導

建設部門 M さん

部門: 建設部門
専門分野: トンネル
筆記回数: 2回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(M)建設分野において、技術士は最高の資格と位置付けられており、現実に、先輩方も、受験していたが、なかなか合格できない難関資格であったので、自分も受験資格ができたら挑戦してみようと考えたのがきっかけです。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(M)同じ時期に、博士論文を作成しており、その時の指導教授からの論文の書き方、特に、論文構成に関する教えは、技術士の経験論文等の構成に非常に役に立ちました。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(M)技術士試験に出題される問題は、専門分野における調査・設計・施工の留意点であり、自分が受験した時は、研究職しか経験がありませんでしたから、専門分野の広い知識を取得するため、土木学会や日本トンネル技術協会等の機関誌を読みました。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(M)受験勉強は一人で実施しました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(M)受験時は、独身だったので、寮で勤務終了後に勉強しました。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(M)「技術士二次試験の解答例」や日本トンネル技術協会の機関誌の連載講座を利用しました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(M)技術士の論文の添削指導は受けず、自分で読み返して添削しました。学会に論文を投稿したりしていたので、その論文構成力が役に立ったのだと思います。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(M)資格試験は、受験を回避しても浪人することがないなめ、自分に負けて試験前から合格をあきらめてしまうことが多いので、自から逃げ出さないよう努力しました。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(M)建設一般問題を3通り丸暗記しました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(M)建設一般問題は、出題傾向からある程度予測ができるので、建設一般問題に時間をかけず、専門問題の文書構成に時間を多く割けれるように努力しました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(M)受験に失敗したときと、つぎに、合格したときでは、試験が終わった時点で手ごたえが違います。できたと思ったら口頭試験の準備に入るべきでしょう。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(M)毎日の業務で経験できることは、その専門分野の中で、実に狭い分野のことだけを実施していたことに気付きました。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(M)会社内にいると、技術士資格は、ある能力の証明ですぎないことが多いです。ある記事で、独立して技術士事務所を営んでいる方が、「企業内技術士は、ねずみを取らない猫だ」と比喩しているのを読みました。すべてがそうとは思いませんが、「今度は、ねずみをと取ってみるか」と思います。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(M)技術士試験は、自分が知らないことや経験したことがないことについて、当然、知っているものとして出題されますので、そのための勉強は大変です。しかし、毎日の業務だけをこなして何十年が経過しても、実は同じ筋肉しか鍛えられないのです。  技術士試験を通して、社会の求める理想の技術者像に少しでも近づくことができると思いますので、技術士試験に挑戦してください。


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