若くして合格!技術士受験指導

機械部門 markun さん

部門: 機械部門 総合技術監理部門 
専門分野: 交通・物流機械及び建設機械
筆記回数: 1回(総監を含めると2回)
口頭回数: 1回(総監を含めると2回)

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(markun)大手重工業を自主退職して、まったく別の仕事をしてまた技術屋に戻って再就職する時、社長から『レベルの違うところを見せてくれ』と言われ技術士を1発で受かって自分の技術を公的に証明したいと思った。正直どん底にいた時期で、そこから脱するためのひとつの光だった。資格勉強を通してもう一回自分のエンジニアとしての技術をサーベイしたいと考え取り組んだ。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(markun)特にないが、弁理士の勉強もしました。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(markun)一次試験での科目が多いので、生物とか普段は縁遠い科目や、地球環境に関する本を読みまくりました。また機械工学の材料力学、流体力学、熱力学を再度勉強し始めました。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(markun)ひとりで実施しました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(markun)仕事から帰って、すぐに寝て朝4:00前から2時間半毎日と土日は図書館に開館から閉館まで必ず篭って勉強しました。同僚は特に試験だからといって協力的ではなかったですが、家族は受験期間はレジャーを諦めてくれました。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(markun)書籍は日経ものづくり サイトはsukiyaki塾 を利用しました。  元いた会社の先輩技術士から情報をいただきました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(markun)先輩技術士の方に無料で添削指導は受けました。技術士論文と技術論文の違いを徹底的に教えてもらいました。書き直しはかなり集中的に実施し問われていることが何かがはっきり意識でき、それをアウトプットできるようにすることが試験には重要だと理解しました。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(markun)とにかくやる範囲、やる内容を最初におおきな計画として立て、それを試験までの残りの日数で割り、毎日その日のやらねばならないことを明確にして進めました。そして毎日きっちり予定の内容を完了したのか手帳にレコーディングして自分をコントロールしました。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(markun)仕事の予定を試験日程と調整しながら、試験対策ができるよう気をつかいました。直前は時間も含め本番と同様の設定で模擬テストを行い、自分の弱点を修正するようにしました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(markun)勉強と仕事でかなり体力的に消耗していたのでユンケルの高いのを買って元気をつけてゆきました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(markun)やるだけやったので、これで落ちたら仕方ないという感じでした。ただこれで落ちるわけがないという確固たる自信はありました。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(markun)待遇は変わりませんが、仕事や意見を聞かれた場合に『技術士』の意見として根拠を明確にすることと、公共優先の視点をもって考え発言するくせがついたのと、常に最新の技術やわからないことをすぐに調べる習慣がついたことです。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(markun)日本の将来を支える若い技術者に技術者としての熱い情熱と、地味ながらもプロとしての仕事の仕方を伝えてゆきたい。また仕事ではさすが技術士といわれるレベルの仕事をしたいと思っています。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(markun)正直日本の多くの製造業の技術者のレベルが落ちていると思います。それを支え修正してゆくのは、技術を実践で経験しまたそれを再度磨く機会を自ら持とうとする技術士ないしはその予備軍だと思います。一緒に技術士として未来の技術立国日本を創っていきましょう。


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