若くして合格!技術士受験指導

情報工学部門 MU さん

部門: 情報工学部門
専門分野: ヒューマンインターフェース
筆記回数: 2回
口頭回数: 2回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(MU)大学時代に書店で手に取った本で技術士のことを知り、「技術者として最高峰の資格」ということに強く惹かれました。それから約10年、知人が技術士一次試験を受験して合格したことを知り、「この人に負けたくないな」という思いから、技術士試験への挑戦を決意しました。一次試験合格後は、技術士会に入会し、諸先輩方から「あなたも技術士になりなさい、努力次第でなれますよ」と背中を押され、二次試験に挑戦しました。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(MU)情報処理技術者関係の資格ですね。特に高度区分の試験(プロジェクトマネージャ、システム監査技術者など)では論述もありますので、技術士試験の論文対策にも大きく役立ちます。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(MU)過去問題数年分の分析と、キーワード集の作成です。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(MU)受験仲間を見つけて協力し合いました。メールでお互いに課題を出し合い、1〜2日で回答、それに対してお互いに激しく突っ込み合うということを繰り返しました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(MU)一人暮らしでしたので、勉強場所の確保はかなり自由が利きました。でも、かなり集中できたのは電車やトイレの中だったりします。同僚・家族は協力的でした。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(MU)インターネット、専門誌、学会誌、知人、友人、会社、家族・・・利用できるものはすべて利用しました。専門誌の「最新キーワード集」はボロボロになるまで使いました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(MU)添削指導は知人の情報工学部門の技術士の方にお願いしました。ふだんは温厚な方なのですが、論文添削の時は非常に厳しい指導を受けました。2週間あまりの間に50回くらい、深夜に泣きそうになりながら経験論文(技術的体験論文)を書き直したことは、今となっては良い思い出です。そうして苦労して書き上げた論文は、実にすっきりした、自分で読んでも納得のいく内容に仕上がりました。ここに行き着くまでが大変なのですが、この過程を通じて「技術士には何が求められているのか」を受験生の皆さんにはぜひ、体得して頂きたいです。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(MU)先ほどもお話しましたが、受験仲間と一緒に切磋琢磨し合う、ということですね。「この人が頑張っているのだから、自分も負けられない」という、お互いに刺激し合える関係を築けたことはとても大きかったです。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(MU)ふだん、手書きで文章を書き慣れていないため、2か月ほど前から手書きで文章を書く訓練をしました。ただし、試験前日は手に負担をかけないように、これまでに書きためたノートや参考書の音読をする程度にとどめました。真夏ということもあり、バテたり、体調を崩しやすいので、直前の健康管理も非常に重要です。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(MU)休憩時間にチョコレートなど、甘いものを軽く食べるようにしました。あと、手がかなり疲れますので、バンテリンを手首に塗り、冷えピタとサポーターなどで手首を覆い、手への負担を軽減するようにしました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(MU)1回目の時は「これで合格ラインに達するのか」と不安な気持ちのまま、発表日を待ちました。口頭試験でかなり厳しくつっこまれましたので、出来は合格ラインぎりぎりだったのだと思います。一方、2回目は「75%以上は得点できた」と自信を持って発表日を待つことができました。発表までの間は筆記試験の再現答案作成と、技術的体験論文の精査を中心に行っていました。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(MU)勤務先での待遇など、大きく変わるところはありません。一方、技術士としての交流範囲は修習技術者時代に比べて格段に広がりました。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(MU)受験指導を頂いた先生に「技術士になって、あなたも後進を育ててください」と言って頂いたことが大きく、後に続く人たちの背中を押してあげられるようになりたいと考えています。将来的には、技術士とほかの資格、スキルを融合させた形で独立したいですね。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(MU)技術士試験は、自分がいかに「技術士としてふさわしいか」をアピールできるかにかかっていますし、すべての試験プロセスを通じてそれが問われていることに気づくことができるかが重要です。受験願書作成時点から既に試験は始まっていますので、最後まで気を抜くことなく、あきらめずに頑張ってください。

技術士試験を通じて、みなさん、一人一人が大きく成長されることを願っていますし、私もできる限り、応援、支援して行きたいと考えています。一緒に頑張りましょう!!


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