部門: | 建設部門 |
専門分野: | 施工計画,施工設備及び積算 |
筆記回数: | 2回 |
口頭回数: | 1回 |
(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。
(nasa)受験の動機は、カッコよく言えば自己実現です。会社に入社後、数年間業務に携わっていれば それなりに業務はこなせるようになります。それと同時に慣れが生じ、悪く言えば仕事が楽になります。そのような状況を打破し、理想の自分に近づくためには技術士資格の取得は必須であると考えました。
(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。
(nasa)専門科目対策として、業界で必要とされる資格を取得していきました。具体的には、土木施工管理技士、管工事施工管理技士、測量士などです。
(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?
(nasa)技術士とは何か、技術士試験とはどのようなものかを調べるところから始めました。とはいえ、私の周りには技術士がいなかったため、書籍やwebを活用して調べました。
(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?
(nasa)一人で行いました。私の周りには技術士はおろか、技術士を目指す人もいなかったため、頼る人がいなかったわけです。
(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?
(nasa)技術士試験を生活の中心にしました。スキマ時間は当然のこと、平日は主に帰宅後にキーワードの抽出を行ったほか、仕事中でも技術士試験を意識して業務の掘り下げ、報告書の作成などを行いました。休日は図書館にて論文作成のトレーニングを繰り返しました。そのために家族には全面的なバックアップをしていただきました。
(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。
(nasa)SUKIYAKI塾のセミナー及びそこでのボランティアの添削指導は大変役にたちました。
(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?
(nasa)同上
(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?
(nasa)「なぜ技術士を目指すのか、自分はどんな技術者(人間)になりたいか」と自問自答を繰り返し、気持ちを奮い立たせました。
(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?
(nasa)前日は勉強などは特に何もせず、当日の準備をして早めに就寝しました。
(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。
(nasa)特にありません。いつも通りとすることがもっとも実力を発揮できると考え、あえて普段通りとしました。
(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?
(nasa)試験終了直後は満身創痍でした。その日は帰宅後、食事をとり、すぐに就寝しました。その後 数日間は無気力でしたが、盆休み前に論文再現を行いました。
(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?
(nasa)もともと私の会社内に技術士がいなかった事から、取得後も業務そのものに変化はありませんでした。しかし、上司、顧客などへの信用・信頼が得やすい、より責任ある立場で業務を任せてもらえる、という一般的なメリットは少なからずあったと思います。
その反面、自分の言動に対する周りの影響力が大きくなったと感じています。 そこで、継続研鑽の重要性を強く感じました。つまり、合格してからが技術者として本当のスタートであると考えています。
(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?
(nasa)私もかつて多くの技術士に対し抱いた感情を、他の技術者にも抱いてもらえるような技術士になりたいと考えています。それは、信頼される存在になること、必要とされる存在になること、そして憧れの存在になることです。
(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ
(nasa)技術士試験に合格する人、しない人で技術レベルはほとんど変わりません。試験では問われている内容について、相手(試験官)を納得させられるかということが合否の分かれ目になります。そのためには「試験用の頭」に切り替えることが大切です。日常業務だけでなく、プライベートの時間やニュース等の情報などありとあらゆるものについて「自分が技術士だったらどうするか」を意識して生活してください。それは間接的な受験対策になります。試験問題には必ず「・・・について、あなたの考えを述べよ。」とあります。技術士としての考え(思考のプロセス)を養うことが必要です。