若くして合格!技術士受験指導

建設部門 坂の上の雲 さん

部門: 建設部門、総合技術監理部門
専門分野: 土質及び基礎
筆記回数: 建設4、総監1
口頭回数: 建設1、総監1

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(坂の上の雲)社内上司・先輩からの勧めがきっかけです。 技術士である上司・先輩は社内打ち合わせでも論理的であり、知識も定量的であったと感じました。自分もそうなりたい、そうありたいと思ったものです。

(事務局)なるほど。その挑戦しようと考えた技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を参考に教えてください。

(坂の上の雲)下記資格を取得しており部分的に関連するところはありました。
・1級土木施工管理技士
・宅地建物取引主任者
・公害防止管理技術者(大気1種)

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(坂の上の雲)過去問集め、経験論文集め

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(坂の上の雲)一人で実施

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(坂の上の雲)勉強時間は帰宅後0.5〜2時間/日、週末3〜6時間/日、場所は自宅です。 家族は協力的でした。毎年毎年…。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(坂の上の雲)複数回失敗者ですので、とにかくたくさんの情報を得ることを心がけました(下記)。お金がかかっても、その分自分に返ってくるんだと考えました。たくさん情報を得ると、繰り返し出てくる同じような情報が真理だと感じられるようになりました。たくさんの情報から自分に必要なものを取捨選択する、これも技術士に求められる技術かと思います。また、HPはタイムリーに情報更新されるので、大変役立ち心のよりどころになりました。
1.使用した図書・HP等
  1)HP「技術士受験を応援するページ」
  2)HP「ガチンコ技術士学園」
  3)(社)地盤工学会「土質・基礎に関する技術講習会」―技術士受験のポイント―
  4)技術士第二次試験の解答例〔建設部門〕近代図書(株)
  5)杭基礎の調査・設計・施工から検査まで(社)地盤工学会
  6)地盤工学ハンドブック(社)地盤工学会
  7)土木現場実用語辞典(株)井上書院
  8)疑問に答える 杭基礎の設計・施工ノウハウ 近代図書(株)
  9)国土交通白書(株)ぎょうせい
2.使用した添削講座
  1)HP「技術士受験を応援するページ」経験論文添削「虎の穴」
  2)(株)中部技術支援センター 第二次試験経験論文添削コース
3.使用した口頭試験講座
  1)HP「技術士受験を応援するページ」口頭試験支援ボランティア
  2)(株)中部技術支援センター 第二次試験口頭試験対策コース

総監部門
1.使用した図書
  1)青本
  2)「総監 虎の巻シリーズ(1)」 総監受験 ガイドブック
  3)「総監 虎の巻シリーズ(2)」 青本の徹底理解
  4)「総監 虎の巻シリーズ(3)」 総監 択一問題対策
  5)「総監 虎の巻シリーズ(4)」 総監 記述問題対策
  6)「総監 虎の巻シリーズ(5)」 口頭試験に耐えうる技術的体験論文作成法と口頭試験対策
  7)HP「技術士受験を応援するページ」筆記試験対策セミナー/ビデオ&テキスト
2.使用した添削講座
HP「技術士受験を応援するページ」技術的体験論文個人指導
3.使用した口頭試験講座
HP「技術士受験を応援するページ」口頭試験セミナー

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(坂の上の雲)受けました(上記のとおり)。 建設部門では筆記で3度も失敗しており、どのような回答が求められているのかわからなくなりましたので、誰か第三者に指導を仰ぐ必要がありました。(社内で指導を仰ぐと個人個人の見解差が大きく自分で納得できない場合もあり、方針が決まりませんでした) 第三者の指摘はなるほどと頷けるもので、論文がブラッシュアップできている実感がわきました。 独りよがりにならないようにするために、第三者の指導は受けるべきと思います。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(坂の上の雲)ちょっとでも毎日継続、休まないというルールを厳守しました。 最悪10分でもいいので自室の机に座る、あるいはベッドでノートを眺めることを習慣づけました。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(坂の上の雲)総復習に充てました。 独自のポイント整理表を作成、補充してきましたので、それを眺める(通勤時にも眺める)ことをしました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(坂の上の雲)ポイント整理表を直前まで眺める
確実にできる問題を探し、それから着手する
終わったことは考えず、次に集中する
昼食は軽く短時間で済ませる

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(坂の上の雲)記載内容を忘れないうちに、会場で「持ち帰り用紙」になぐり書き
その後、脱力、放心状態から不安へ、深夜ネット等で回答確認

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(坂の上の雲)技術説明が論理的になった(意識できるようになった)
技術用語を使わずに感覚的に納得できるような説明を心がけるようになった(素人にもわかるような説明)

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(坂の上の雲)・全体最適に導ける技術士
・合意形成できる技術士
・後進の動機づけになる技術士
になりたいと考えます。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(坂の上の雲)技術士は技術者としての通過点ですが、これから通過しようとしている人にとっては高い壁に見えます。 ですから、あきらめそうになるときもあります。 しかし、あきらめたらそこで終わりです。 あきらめなければいつか成し得ます。 「強い気持ち」が重要です。これは、建設部門受験4回目で合格したからこそ言えることです。


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