若くして合格!技術士受験指導

情報工学部門 TAKE1 さん

部門: 情報工学部門
専門分野: コンピュータ工学
筆記回数: 1回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(TAKE1入社直後から、情報処理技術者試験は継続して受験してきました。しかし、知識や暗記が中心の資格試験では、技術力の客観的評価にならないと思うようになりました。そこで、実務経験が問われ、口頭試験もある技術士試験に挑戦しようと思いました。また、エンジニアという職業を選んだ以上、スペシャリスト・プロフェッショナルを極めたいとも思っており、技術士を目指しました。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を教えてください。

(TAKE1)やはり、情報処理技術者試験ですね。とくに、基礎知識となる応用情報処理や、専門分野のコンピュータ工学に近いエンベデッドの試験は役に立ちました。また、ディジタル技術検定1級は筆記試験のため、内容は技術士に近いものだと思います。論文対策としては、情報処理技術者試験の高度分野(上級シスアドなど)の午後?試験の勉強は、論文対策に役立ちました。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(TAKE1)私の周りには、技術士の人も、技術士試験を受験した人もいなかったため、技術士対策の書籍を購入して精読しました。古本を含めて、入手可能な書籍はほとんど購入しました。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(TAKE1)技術士対策という点では、一人で実施しました。情報処理技術者試験の勉強・受験は、継続して十年以上続けていますが、情報処理技術者試験の勉強会や組込みシステム研究会への参加など、専門分野の勉強会や研究会に参加したのは、よい勉強になりました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(TAKE1)基本的には、日々の業務を通して専門知識を磨いてきましたが、通勤中の電車の中や、大学の図書館なども利用しました(大学図書館は、一般も利用できますし、学生の試験時期以外はすいているので、お薦めです)。また、ネットカフェの個室ブースで勉強したこともあります。PCで調べ物をしたり、フリードリンクでコーヒーを自由に飲みながら勉強したりできますが、漫画や雑誌の誘惑に勝てない人は難しいかもしれませんね(笑)。最近は、有料の自習室などもありますので、そちらを利用するのもいいかもしれません。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(TAKE1)技術士試験に関する書籍は、古本を含めて、入手できるものはほとんど入手しました。また、一次試験合格者説明会などにも出席して、先輩技術士から話を聞いたりもしました。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(TAKE1)実は、会社の課長職の昇格試験と並行しての技術士受験であったため、論文作成には10日しか時間がとれず、添削指導を受けている余裕がありませんでした。それでもストレートで合格できたのは、情報処理技術者試験の論文対策や、昇格試験でのストーリー展開や論理的思考の訓練、日々の業務での仕様書作成が役立ったかもしれません。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(TAKE1)特に技術士対策のための勉強はしていませんが、IT業界は日進月歩の世界であり、常に勉強していないと、すぐについていけなくなる業界だと思います。そのため、毎年2回の情報処理技術者試験の受験は、ずっと継続しています。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(TAKE1)応用情報処理技術者試験のテキストを読み返したり、受験分野の専門書や雑誌を読んだりして、基礎知識の復習、専門知識の補充、最近の流行・話題などの知識習得をしていました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(TAKE1)特にありませんが、今までの自分の努力を信じ、必ず合格できると思い、問題に取り組みました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(TAKE1)ある程度、記述できましたが、初めての受験であったため、どのくらいで合格できるのかがわかりませんでした。ですので、ただ結果を待つばかりでした。また、筆記試験でよくわからなかった内容については、調べなおすなどしていました。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(TAKE1)日本技術士会など、各技術士会へ参加し、先輩技術士の方々と対等な立場で交流できるようになったことです。また、業務面でも顧客の信頼を得ることができ、業務の拡大や受注につながっています。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(TAKE1)IT業界は進歩が早く、ついていくのも大変ですが、いつまでも私が現場で対応するわけにはいきませんので、部下の指導に役立てて技術経営に取り組んでいきたいと思います。現在は社内で唯一の技術士ですが、私を目指して、社内の若手が技術士に挑戦するような風土や制度をつくっていきたいと思います。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(TAKE1技術士合格は最終目的ではなく、プロフェッショナルのエンジニアとして、スタートラインにたったばかりの状態だと思います。技術士資格を取得したら、技術士という肩書きで何をしたいのか、何をすべきかを考えながら、試験に取り組んでください。 また、私は独学でストレート合格できましたが、それは、十年以上も勉強を継続してきた成果だと思います。「学問に王道なし」「上見て励め」「知識は人生を豊かにする」。こういった先人達の言葉を胸に刻みながら、絶対にあきらめずに、合格できるまで継続することが大切だと思います。


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