若くして合格!技術士受験指導

機械部門 Ultraものづくり さん

部門: 機械部門
専門分野: 生産技術・加工技術開発、品質マネジメント企画
筆記回数: 1回
口頭回数: 1回

(事務局)まず、技術士試験に挑戦しようとした動機・きっかけを教えてください。

(Ultraものづくり)大先輩の上司の技術士登録証をたまたま見てしまい、どうしても取得したくなったのが直接のきっかけです。当時、入社7年目で大きな仕事を成し遂げた事もあり、技術屋としての自分自身にやっと自信を持ち始め、そのレベルを客観的に図る方法を模索していたように思います。さらに、技術屋としていつかは独立するんだ、という野望を強く抱いていました。

(事務局)技術士試験に関連性があり、役立ったと思う資格を参考に教えてください。

(Ultraものづくり)博士の学位は取得していませんので参考にならないかもしれませんが、比較することで技術士の位置づけが明確になると思います。研究所なら博士を、事業所なら技術士を、ということがよく言われていました。入社当時は研究職にあこがれ、どちらかといえば、博士の学位取得を目指していました。しかし、企業にてものづくりを経験しそれが世の中に出て行く喜びを知ってしまいました。技術士試験に挑戦するきっかけでもありますが、産業界で直接ものづくりに携わり、技術士の側で世の中に貢献するように決心しました。

(事務局)技術士試験に挑戦することを決意してから、最初に何から取り掛かりましたか?

(Ultraものづくり)まずは、10年分の過去問題を一覧表にし、徹底的に分析しました。この分析により技術士試験の全体像を捕らえるとともに、そもそも試験そのものが何を望んでいるかという本質が理解できたように思います。試験のメインである論述形式にはこの本質を理解することが合格への必要条件です。

(事務局)受験勉強は一人で実施しましたか?それとも仲間をみつけて協力し合いましたか?

(Ultraものづくり)全くの独学で実施しました。

(事務局)勉強時間・場所はどのように確保しましたか?同僚・家族は協力的でしたか?

(Ultraものづくり)平日は、朝早起きし出勤までの一時間と帰宅後の二時間を必ず確保しました。休日は、まとめて九時間(午前三時間、午後三時間、夕方以降三時間)を確保しました。今から思えば申し訳なかったですが、妻と2歳の子供は週末には実家に帰ってくれていました。場所は図書館を良く利用しました。受験は一回だけと決めていましたので、この生活を6ケ月続けました。

(事務局)書籍・サイト・セミナーなど、勉強に利用した情報源を教えてください。

(Ultraものづくり)当時、唯一書店で見つけた、オーム社の技術士試験−合格へのプロセス−続・技術士試験−合格へのフィニッシュ−を熟読しました。サイトやセミナーは利用しませんでした。

(事務局)筆記回答や論文の添削指導(有料無料問わず)を受けましたか?また、その効果はどのようなものでしたか?

(Ultraものづくり)受けませんでした。自分は独学で理解した論述形式の本質の添削指導を受けていれば、時間と労力は軽減できたかもしれません。

(事務局)技術士試験は受験申し込みから口頭試験まで長い期間を要しますが、勉強を継続するために努力したことはありますか?

(Ultraものづくり)家族に与える影響が大きいため、受験は一回のみと決めました。さらに、トップで合格すると自分に言い聞かせて、モチベーションを保ちました。

(事務局)筆記試験の直前はどのように過ごしましたか?

(Ultraものづくり)図書館にこもって、試験本番と同じタイムスケジュールで模擬試験を2回実施しました。

(事務局)筆記試験日当日に特別に実施したことがあれば教えてください。

(Ultraものづくり)筆記用具の再点検と汗拭き用タオルなどのチェックをしました。

(事務局)筆記試験終了後、どのような気持ちでしたか?また、どのように過ごしましたか?

(Ultraものづくり)8〜9割を埋めることができ、数箇所の記述ミスも分かっていましたが、終わったという強い達成感で満ち溢れました。恥ずかしながら、汗を拭きすぎて顔の一部が真っ赤になっていました。

(事務局)技術士になって何か変わったことはありましたか?

(Ultraものづくり)社内や社外からの見る目が違ってきたように思います。特に、社内では大きなPJTを任されるように(優先的にチャンスが与えられる)なりました。これを成功し実績を積めばさらにチャンスが与えられるという好循環が廻り始め、面白い仕事に今日まで挑戦し続けています。

(事務局)今後、技術士としてどのようになりたいですか?

(Ultraものづくり)MOT(技術経営)の本質を追求できる技術者に磨きをかけたいと思います。個々の技術の専門能力を高めながら(個人技)、マネジメント(組織・チームとしての経営)能力を発揮し、広く世界に貢献する実務者でありたいです。

(事務局)これから技術士になる方へメッセージをどうぞ

(Ultraものづくり)技術士試験に挑戦する理由は千差万別と思いますが、下記3つの点を参考にしてください。
@なりたい技術士像を毎日イメージする
A自分が技術士だったらこう回答する、を基本にして試験準備する
B短期集中(6ケ月)でトップ合格を目指す
技術を通して社会の未来に貢献するという志を同じくする人に、少しでもお役に立てれば幸いです。


若くして合格!技術士受験指導